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昨年は、「燃え上がれ 我らの闘志 四国の大地へ」の大会スローガンのもと、徳島県・高知県・愛媛県・香川県・和歌山県の5県において、令和4年度全国高等学校総合体育大会「躍動の青い力 四国総体2022」が、24年ぶりに四国で開催されました。本県では「陸上競技」・「バレーボール(女子)」・「サッカー」・「バドミントン」・「弓道」・「ホッケー」の6競技を実施し、全国から選手、監督、保護者、大会関係者を迎え、盛大に開催することができました。今回の大会では、柔道女子で生光学園高校が団体で5位に入る大健闘を見せてくれました。個人でも陸上競技で富岡東高校の吉田康晟選手が三段跳びで優勝するなど、団体で1競技、個人で9名が入賞を果たしました。そして入賞にはなりませんでしたが、サッカー女子の鳴門渦潮高校、登山女子の池田高校、陸上競技フィールドの生光学園高校が団体でベスト8に進出しました。四国開催のインターハイで入賞された皆さんに、心よりお祝いを申し上げますとともに、平素ご指導をされている先生方にお礼を申し上げます。
夏の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)は、令和2年度は史上初の中止、令和3年度は原則無観客での開催でありました。令和4年度の四国インターハイは、有観客で開催しましたが、直前の新型コロナウィルス感染症急拡大による運営方法の変更や会場入場時の厳重なチェックなどにより、選手や観客の皆様にご不便をおかけいたしました。また、各会場地実行委員会においては、消毒やマスクの着用、選手・監督や大会関係者の健康観察など、感染対策に迅速にご対応いただいたことに感謝申し上げます。
総合開会式は、7月28日「アスティとくしま」に於いて、秋篠宮皇嗣殿下、皇嗣妃殿下のご臨席のもと、各都道府県選手団や関係者ら1820人が参加して行われました。その中、選手を代表して、富岡東高校バレー部の北山菜々実主将が、「コロナ禍という経験したことのない困難の中、青春を懸けた3年間の思いをプレーに込め、完全燃焼することを誓います。」と力強く宣誓をされました。また、県高校生活動推進委員を代表して、海部高校3年生の松島海七美(みなみ)委員長が「推進委員は心に残る大会を目指し、活動に取り組んできた自分と仲間を信じ、努力の成果を発揮してほしい。」と歓迎の言葉を述べられました。総合開会式後の四国4県高校生活動推進委員とのご交流会では、秋篠宮皇嗣殿下、皇嗣妃殿下から高校生たちにに温かいお言葉をおかけいただき、演じた高校生たちの大きな励みとなりました。
インターハイの地元開催により、県内高校の約7割の先生方、県内高校1・2年生の約4割の生徒の皆さんに競技運営補助員として大会を支えていただきました。県内高校生活動推進委員会では、県内47校から96名の生徒と教職員が参加し、手作り記念品やおもてなしマップの作成、ウェルカムボードや応援メッセージフラッグの設置など、工夫をこらした「お接待」(おもてなし活動)を行い、大会を盛り上げていただきました。このように、インターハイは出場した選手はもとより、大会を支えた生徒にとっても自己の研鑽と重要な自己実現の場となり、大会に関わったすべての高校生が「躍動の青い力 四国総体2022」の主人公として、これからの生き方や人としての在り方に良い影響を与えてくれるものと期待しております。インターハイを支え盛り上げてくれた生徒の皆さんや、ご指導いただいた先生方や各競技役員の皆様に、心から感謝申し上げます。
結びとなりますが、本連盟はインターハイの地元開催をレガシーとして、今後も体育・スポーツの活動の中で、フェアーな精神で規律を重んじ相手を思いやることのできる選手の育成に努めるとともに、環境整備にも取り組んでいきたいと考えています。県高体連会員の皆さんには引き続きご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつといたします。
徳島県高等学校体育連盟会長 金本賢治